木調の化粧梁を大胆にあしらった、光差し込む開放的な吹抜けリビング。高天井部分には上から眺められるロフトを設置。
キッチンは、タイル貼りの土間にして一段下げ、料理を作る奥様とカウンターで食事をするご主人の目線が合うように設計しました。
畳コーナーの背面を化粧柱で仕切ることで、音をやわらかく吸収すると共にナチュラルな雰囲気を創出しました。
ピアノの演奏を目の前で楽しめる畳コーナー。段差を設けて、座ったままで音の響きが気持ちよく伝わるよう工夫。
ご主人がピアノ調律師、奥様がピアニストというT様ご夫妻。
そのため、所有されているドイツ製のピアノを保護するための安定した温度・湿度、さらに演奏の際の遮音性が大きなテーマだったといいます。
「たまたま立ち寄ったなんばの住宅展示場で小林住宅の構造やダブル断熱の性能がわかりやすかった。」ということで、実際に宿泊体感で温度湿度計を持参し、その良さを実感。
プランは天井を高くして傾斜をつけ、仕切りとなる壁を減らした結果、ホールのような音の響きに。
「遮音性も問題なく、楽器の調子も安定して気持ちよく演奏でき、音楽仲間が頻繁に集まる空間になりました。」と満足のご様子です。