兵庫県神戸市でマイホームを検討する際に、
「注文住宅を建てるにはいくらかかるの?」「神戸市ならではの注意点はあるの?」
など、
疑問や悩みを持つ方も
多いのではないでしょうか。
本記事では、兵庫県神戸市の特徴をはじめ、
注文住宅の建築にかかる費用の相場、
建築会社選びのポイント、
暮らしやすい家を建てるために
知っておきたいことを解説します。
神戸市で快適に暮らせる家づくりを
検討している方は、ぜひ参考にしてください。
〒664-0025
兵庫県伊丹市奥畑4-33
(ABCハウジング伊丹・昆陽の里
住宅公園内16号地)
営業時間:10:00~18:00
Tel:072-744-0650
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兵庫県の南西部に位置し、瀬戸内海に面する神戸市は、
古くから交易の拠点として栄えた港街です。
まずは神戸市の概要や特徴、魅力について紹介します。
兵庫県神戸市は、人口約149万人(2025年6月時点)の政令指定都市です。市域面積は約553㎡で、東灘区・灘区・中央区・兵庫区・北区・長田区・須磨区・垂水区・西区の9つの区に分かれています。
気候は温暖で比較的雨が少ない瀬戸内海式気候ですが、秋から春にかけては六甲山から吹き下ろす六甲おろし(北風)の影響を受けるため、実際の気温より冷えを感じることが少なくありません。また、山と海が近く、その間に繁華街や市街地が形成されているのが特徴で、北を山側、南を海側と呼ぶ文化が根付いています。
神戸市は比較的狭いエリアに都市機能が集約されているため、生活利便性が高い点が大きな魅力です。なかでも、三宮エリアはデパートや大型ショッピングモール、飲食店などが立ち並ぶ関西屈指の繁華街であり、地元住民や観光客で賑わっています。
鉄道はJRの在来線や新幹線のほか、関西エリアに路線を持つ阪急電車や阪神電車も利用できます。特に大阪方面へのアクセスがよく、通勤・通学や休日のお出かけなどに便利です。また市内の移動には、地下鉄や神戸新交通、市バスといった複数の交通機関が使えます。さらに、沖合の人工島には神戸空港があり、国内主要都市への航空便が発着しています。
関西屈指の都市ながら、海と山が近くにあるなど自然が身近な点も、神戸市ならではの魅力だといえるでしょう。治安に関しては、2020年から市によって防犯カメラの設置が進められており、一定の効果を上げています。
神戸市で注文住宅を建てる場合、
どの程度の費用がかかるのでしょうか。
住宅金融支援機構が公表したデータによると、
2023年度に兵庫県で土地付注文住宅を建てた方が、
土地の取得と住宅建築にかけた
費用の平均は5,463万3,000円です。
兵庫県全体の数値ではあるものの、全国平均の
4,903万4,000円と比較すると560万円ほど高額で、
それなりの予算が必要なことがわかります。
ここでは、兵庫県神戸市で注文住宅を建てるために
必要な土地代と建築費について解説します。
神戸市の坪単価平均は、以下のとおりです。
エリア | 坪単価平均 |
---|---|
中央区 | 328万6,119円 |
灘区 | 120万8,010円 |
東灘区 | 112万3,027円 |
兵庫区 | 75万5,303円 |
須磨区 | 56万1,425円 |
長田区 | 53万1,927円 |
垂水区 | 41万6,707円 |
西区 | 22万7,476円 |
北区 | 20万7,519円 |
神戸市全体 | 86万405円 |
※出典:土地代データ
上の表からわかるように、市の中心部ともいえる中央区はかなり高額な一方で、内陸部に位置する西区や北区は比較的手が届きやすい価格となっています。
なお、住宅金融支援機構のデータによると、兵庫県で土地付注文住宅を建てた場合の敷地面積の平均は、214.7㎡(約65坪)です。神戸市全体の坪単価平均とかけると、計算式は以下のとおりです。
86万405円(坪単価)×65坪=5,592万6,325円
以上のように、神戸市の土地代は約5,593万円となります。ただし、神戸市では都市部の地価がかなり高いため、予算内で土地を探すにはエリアの選択が重要になるでしょう。
住宅金融支援機構のデータによると、兵庫県で土地付注文住宅を建築する際の住宅面積の平均は117.5㎡(約35.5坪)、建築費の平均は3,654万2,000円で、坪単価を算出すると約103万円です。
一般的な木造住宅の場合、建築費の坪単価相場は60万~80万円程度のため、兵庫県の建築費は相場より高めだといえます。
理想やイメージに合った注文住宅を建てるには、
適切な建築会社を選ぶことが重要です。
建築会社を選ぶ際に、どのようなポイントに
注目すべきなのかを以下で解説します。
建築会社によっては、住宅の建築だけでなく家を建てるための土地探しから依頼できる場合があります。土地と建物をセットで計画を立てることで、全体の予算を把握しやすくなるほか、土地に合わせて間取りを設計したり、間取りから逆算して土地探しをしたりすることも可能です。家づくりを土地探しから始める場合は、土地探しを依頼できる建築会社に相談することをおすすめします。
快適に暮らせる家づくりで重要なポイントは、エリアや立地条件によっても異なります。神戸市の場合、昔からある住宅街やニュータウン、利便性の高い市街地、山に近いのどかな街など多彩なエリアがあるため、その土地に合わせた住宅づくりを計画することが重要です。神戸市内での建築実績が豊富な建築会社を選ぶことで、経験や実績に基づいた最適なアドバイスや提案を受けられる可能性が高くなります。
兵庫県とその周辺には複数の活断層があり、地盤がそれほど強くないエリアもあるため、地震のリスクが比較的高いといわれています。1995年の阪神・淡路大震災の際にも、神戸市内の各地で大きな被害が発生したことから、災害に強い家を建てたいと考える方が多いです。
新築住宅であれば最低基準の耐震性は確保しているものの、それ以上の基準を求める場合は、対応できる建築会社を選ぶ必要があります。建築会社ごとに対応可能な住宅構造や熟練度が異なるため、事前に確認することが大切です。
家は基本的に数十年にわたって住み続けるものです。住み始めてからの点検やメンテナンス、雨漏り・シロアリの発生といったトラブルに見舞われたときのことも考え、保証期間やアフターサービスなどの内容を確認しておきましょう。保証期間や内容によって、メンテナンス費用の負担も変わってきます。
建築会社を選ぶ段階でははじめから1社に絞らず、複数社から見積もりを取り、建築費や住宅の性能、保証内容などを比較したうえで検討するのがおすすめです。複数の建築会社のデータや見積もりを集めることで、適正価格や施工内容、保証の違いなどを見極めるのに役立ちます。マイホームは高額な買い物だからこそ、納得いくまで検討を重ねましょう。
注文住宅を建てる際は、
土地の特徴や気候などを考慮することが大切です。
以下では、神戸市で家族が笑顔で暮らせる家を
つくるためのコツを紹介します。
神戸市の気候は、温暖で比較的雨が少ない瀬戸内海式気候です。冬は乾燥しがちな一方で夏は高温多湿になりやすく、市街地ではヒートアイランド現象による高温にも悩まされます。マイホームをつくる際は、快適に過ごせる工夫を取り入れましょう。
屋外の温度や湿度の影響を抑えるには、屋根や壁に効果の高い断熱材を用いたり、窓を断熱化したりするのがおすすめです。また、木材や漆喰などの自然素材を採用すると、室内の湿度をある程度コントロールできます。通風を確保するには、設計の段階で室内の壁やドアなどを減らすという方法もあります。対策するには初期コストがかかりますが、光熱費を抑えられるため、長期的なコストカットが可能です。
前述のように、兵庫県神戸市は地震のリスクが比較的高いエリアです。地震によって家屋がダメージを受けると家族に危険が及ぶだけでなく、財産を失う可能性もあります。地震対策には、耐震等級3の注文住宅づくりを目指すのがおすすめです。
耐震等級3の家を建てるにはその分コストがかかりますが、地震保険料が安くなったり、税制優遇措置を受けられたりとメリットもあります。マイホームを建てたいエリアの地盤の強さや地震が起きた場合の危険度なども調べ、慎重に検討しましょう。
マイホームを建てる際に公的な補助金や助成金制度を活用すると、費用の負担を軽減できます。神戸市で注文住宅を建てるときに使える制度は、国が実施する子育てグリーン住宅支援事業や、神戸市独自の住みかえーるなどです。それぞれの制度の条件を満たしていれば、お得に高性能な住宅を建てられるため、ぜひ活用を検討しましょう。
関西を代表する大都市であり、
異国情緒を感じられる兵庫県神戸市は、
ずっと住み続けたくなるような魅力的な街です。
神戸市で快適に暮らせる注文住宅を建てるには、
高温多湿の夏と六甲おろしが吹く冬に対応し、
なおかつ地震リスクも考慮した設計を
取り入れることをおすすめします。
マイホームは大きな買い物だからこそ、
住宅展示場に足を運んで実際の建物を見学し、
情報を集めましょう。
小林住宅のモデルハウスでは、性能と快適性、
デザイン性を備えた注文住宅を見学できます。
各展示場では土地探し相談会も開催していますので、
ぜひお気軽にお申し込みください。