注文住宅に多い失敗例とは?事前にできる対策法とあわせて解説

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注文住宅を建てた後で、何らかの後悔を感じている方は少なくありません。理想の注文住宅を建てるには多くの失敗例を知り、対策を練る必要があります。本記事では、注文住宅づくりでありがちな失敗例と、失敗を未然に防ぐための具体的な対策を紹介します。注文住宅づくりで失敗しないためのポイントも紹介するので、ぜひご覧ください。

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目次

タイプ別!失敗しやすいポイントと対策

 

 

注文住宅の失敗例として多いのは、大きく分けて間取り・費用・設備・デザインの4つです。以下では、注文住宅づくりで失敗しやすいポイントとその対策を解説します。

 

間取りの失敗例と対策

まずは間取りで後悔しやすいポイントとして、「玄関」「キッチン」「水回り」「子ども部屋」「屋外」の場所別に失敗例と対策を解説します。

 

失敗ポイント①玄関

玄関の主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・収納が足りず物が溢れ、生活感が出てしまう

 ・ニオイがこもりがちで、梅雨時には湿気が気になる

 ・日中でも暗い など

 

対策

靴だけではなく傘やアウトドアグッズなども収納できるように、シューズインクローゼットなどを検討して玄関に十分なスペースを確保するとよいでしょう。

ニオイや湿気の問題には、適切な位置に換気口を設けることで対応できます。明るさの確保には、小窓の設置や吹き抜け構造の採用などが効果的です。

 

失敗ポイント②キッチン

キッチンの主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・ニオイや煙が居室内に広がりやすい

 ・収納しきれないもので生活感が出てしまう

 ・汚れやすく掃除に手間がかかり、衛生面も気になる など

 

対策

調理時のニオイや煙対策には、大きめで高性能な換気扇の設置が効果的です。生活感を隠すには、キッチン内に十分な収納を確保したうえで、専用のパントリーも検討するとよいでしょう。また、キッチンの素材に汚れにくいものを選んだうえで勝手口を設置すると、掃除とゴミ出しがスムーズになり衛生面が向上します。

 

失敗ポイント③水回り

水回りの主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・動線が悪く、帰宅後すぐに手を洗えない

 ・夜にトイレなどを使用する音が響く

 ・タオルや掃除用具などを収納するスペースが足りない など

 

対策

玄関から洗面所や浴室などにアクセスしやすい動線を設計すると、帰宅後すぐに手洗いやシャワーを済ませられ、屋内に汚れを持ち込まずに済みます。寝室とトイレや浴室の距離を保った間取りにすると、夜間の使用音を抑えられるため静かに過ごせます。また、水回りは収納する物が多くなりがちな場所です。十分な収納スペースを確保しておきましょう。

 

失敗ポイント④子ども部屋

子ども部屋の主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・子どもがほとんど使わない

 ・子どもの成長後、部屋の使い道に困る

 ・2人で使う子ども部屋をパーテーションで区切って使っているが、音漏れなどでプライバシーを確保できない など

 

対策

子ども部屋が使われない、または使われなくなった場合を想定して、書斎や収納スペースなど、多目的に使える設計を検討しましょう。また、子ども2人で部屋を共有する場合は、防音効果のある収納家具を間仕切りとして利用するとプライバシーに配慮できます。将来的な部屋の分割を想定して、はじめから家具やコンセントの配置を慎重に計画しておくことで、長期的に利便性を確保できるでしょう。

 

失敗ポイント⑤屋外

屋外の主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・駐車場・駐輪場が狭くて使いにくい

 ・ウッドデッキを設置したが、通行人の目が気になり使いづらい

 ・外壁の汚れが目立ちやすく、掃除が大変 など

 

対策

ライフステージの変化に合わせて対応できるよう、駐車場・駐輪場には余裕のある広さを確保しておきましょう。プライバシーを守りながらウッドデッキを快適に利用するには、目隠しフェンスの設置が効果的です。また、外壁は土埃などで徐々に汚れていきます。汚れが目立ちにくくするためには、グレーやネイビーなど暗めの色の外壁を選ぶ、雨などによって汚れが流れやすい素材を選ぶことをおすすめします。

 

費用の失敗例と対策

次に、費用に関する後悔しやすいポイントとして見積もりの取得・比較の必要性と、メンテナンス費用を考慮する大切さを解説します。

 

失敗ポイント

費用面の主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・予算を超える建築費用がかかってしまった

 ・高額なメンテナンス費用が定期的に発生する

 ・住宅ローンの金利が上昇し、返済負担が増えた など

 

対策

オプションの追加や諸費用の負担により、費用が膨らむケースがよく見られます。複数社から見積もりを取得し、費用と施工内容の双方を確認しましょう。見積もりに含まれる施工内容を確認しつつ諸費用を事前に洗い出し、予算内に収まるか十分に検討することが重要です。また、メンテナンス頻度の少ない高機能・高品質な素材選びや、金利上昇を考慮した余裕のある借入額設定も、費用を抑えるポイントです。

 

設備の失敗例と対策

設備に関する後悔しやすいポイントとして、「コンセント」「窓」「エアコン」「収納」の要素別に失敗例と対策を解説します。

 

失敗ポイント①コンセント・スイッチ

コンセント・スイッチの主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・コンセントやスイッチの位置が不便な場所にある

 ・コンセントやスイッチの設置箇所を隠してしまうため、家具を置けない

 ・コンセントの数が足りない など

 

対策

家具配置のシミュレーションを行い、家具と重ならない位置にコンセント・スイッチを配置すると、利便性が高まります。電化製品の使用頻度が高いキッチンやリビングなどでは、将来の使用も見据えてコンセントを多めに設置しましょう。スイッチの配置は暗くなったときのことを想定して、家族が帰宅する夕方以降の生活を思い描きながら決めるのがおすすめです。また、スイッチは分散させず一箇所にまとめることで、使い勝手がよくなります。

 

失敗ポイント②窓

窓の主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・窓が大きすぎて寒いもしくは暑い

 ・窓の配置が問題で、家具の配置が難しくなる

 ・外部から室内が見えることで、防犯面が懸念される など

 

対策

断熱性能の高い窓を選定すると、省エネ効果が高まり快適な生活につながるでしょう。窓を高所に設置すると、十分な採光を確保しながらも防犯性に配慮できます。さらに防犯性を向上させるには、隣家の窓や駐車場の位置などを把握し、周囲の視線が気にならない位置に窓を設置することをおすすめします。

 

失敗ポイント③エアコン

エアコンの主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・冷暖房効率が悪く光熱費が高くなる

 ・埋込式のエアコンは故障した際に交換できるサイズがない

 ・設置してみたが、居室によってはほぼ使用していない など

 

対策

シーリングファンやサーキュレーターは室内の空気循環を促進し、冷暖房効率を向上させられる可能性があります。埋込式のエアコンを採用する際は、故障時に同サイズ製品が市場になく、壁の改修など追加工事が必要になる可能性を考慮し、交換費用を多めに準備しておくとよいでしょう。また、当面使用予定のない居室の場合は、使用頻度が少ないエアコンは故障リスクが高まるため、必要となった時点でのエアコンの設置をおすすめします。

 

失敗ポイント④収納

収納の主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・収納量が足りない

 ・収納スペースが広すぎたり位置が高すぎたりして使いにくい

 ・何をどこにしまっているか分かりにくい など

 

対策

収納スペースを計画する前に、収納物のリストとサイズを具体的に書き出すことから始めるとよいでしょう。収納スペースのサイズや配置を現状に合わせて設計できると、スペースに無駄がなくなり使い勝手がよくなります。また、すべてを大型収納にまとめるよりも、使用場所の近くに収納スペースを分散配置するほうが、物の行方が分かりやすく日常の利便性が高まるでしょう。

 

デザインの失敗例と対策

デザインに関する失敗しやすいポイントとして、実物に近い状態に具現化する重要性を解説します。

 

失敗ポイント

デザインの主な失敗ポイントは以下のとおりです。

 ・クロスやフローリング、カーテンなどにこだわったが、完成した家がイメージと違った

 ・各部材・デザインの組み合わせがちぐはぐになってしまった など

 

対策

デザインでの失敗を防ぐには、実際の完成形をできるだけ正確にイメージすることが大切です。まず、大きめのサンプルを実物で確認しましょう。イメージ図を作成してくれる施工会社を選ぶと、完成形をより具体的にイメージしやすくなります。また、紙のカタログやスマートフォンの画面だけで判断せず、同じ部材を採用しているモデルハウスなどを見学することで、実際の空間での印象や質感をつかめます。また、インテリアコーディネーターに依頼するのも1つのポイントです。

 

 

 

注文住宅づくりで失敗しないためのポイント

 

 

注文住宅づくりにはさまざまな落とし穴がありますが、適切な対策を講じれば理想の住まいを実現できるでしょう。以下では、家族構成やライフスタイルに合わせた間取り計画、将来を見据えた資金計画など、失敗しない家づくりのためのポイントを解説します。

 

家族構成やライフスタイルに合わせた間取りにする

どのような間取りが最適かは、家族構成やライフスタイルによって異なります。部屋数や生活動線、間仕切りの方法、コンセント・スイッチの配置などを、普段の家族の生活に合わせて検討しましょう。

 

将来を見据えて計画する

現在の家族の暮らしに合わせて注文住宅を設計すると、後々生活しづらくなるかもしれません。子どもが増える可能性や夫婦2人が高齢になったときの快適性などを考慮し、リフォームする必要がないようにしておくと、長い目で見たときの費用を抑えられます。

 

余裕を持たせた資金計画を立てる

住宅ローンの返済が生活の大きな負担とならないよう、無理のない返済計画を立てる必要があります。万が一の出費に備え、ある程度自己資金を蓄えておきましょう。あらかじめシミュレーションを行うと、余裕のある資金計画を立てやすくなります。

 

オプションを慎重に選ぶ

標準仕様に加えて選択するデザインや設備などのオプションには、生活をグレードアップさせる魅力的なものが充実しています。ただし、オプションを追加しすぎると予算を大幅に超えてしまう可能性が高まるでしょう。必要なものを中心に優先順位を明確にすることで、予算内でメリハリのある選択が可能になります。

 

 

失敗例ごとに有効な対策を取り理想の注文住宅を実現しよう

 

 

家づくりに関する基本的な知識が不足していると、注文住宅を建ててから後悔しかねません。間取りや設備選定などにありがちな失敗例とその対策を参考に、愛着を持ち続けられる快適な住まいをつくりましょう。小林住宅は高気密・高断熱な家づくりを通じて、経済的で快適な住環境を提供します。安心して長く住み続けられる注文住宅を建てたい方は、ぜひ小林住宅にご相談ください。

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