注文住宅の間取りの決め方のポイントを解説!後悔しない間取りの決め方

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注文住宅は間取りを自由に決めることができ、理想の住宅を完成させることができる一方で、多くの方が頭を悩ませる要素の一つになります。間取りは良いと思って決めたものの、住み始めてから問題点が判明することもあります。注文住宅の間取りの決め方やポイントをしっかりと理解して、後悔しない家づくりを実現するために参考にしてくださいね。

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目次

注文住宅の間取りを決める前に抑えるべき3つのこと

 

 

最近はSNSやインターネットで手軽に情報収集できるようになり、注文住宅の間取りアイデアもたくさん見つかります。しかし逆に情報が多く、どの間取りアイデアがご自身に合うのか分からず迷いますよね。ご家族の人数やお仕事、家事のこなし方や趣味など、ライフスタイルによって適切な間取りは異なります。注文住宅の間取りを決める前に、次の3つを抑えて理想の暮らしを実現できるようにしていきましょう。

 

家族全員の意見をまとめておく

注文住宅の家づくりでは、住む人全員の意見を反映させることがとても大切です。もちろん、予算や敷地面積などの事情はありますが、たとえ全員の希望を叶えることができなくても、事前に家族全員の意見を聞き、ハウスメーカー・工務店の担当者に希望条件として伝えることで、極力反映させるような間取りを考えてもらうことができます。

 

建ぺい率・容積率や斜線制限を理解する

土地はエリアごとに用途地域が定められ、建てられる住宅の建ぺい率・容積率が定められています。また、斜線制限や高さ制限にも注目することが必要です。斜線制限とは特定の場所から斜線を引き、斜線上に建物が重ならないように高さを調整する決まりです。建ぺい率や容積率、斜線制限は、いずれも周辺の日当たりや景観を守るために必要なルールです。

 

■建ぺい率:

敷地面積に対して建物を建てられる面積(建築面積)の割合を示すものです。建築面積を敷地面積で割って算出されます 。 建ぺい率が低く設定されているエリアでは、敷地いっぱいに建物を建てることができません。

 

■容積率:

敷地面積に対して、どれぐらいの延べ床面積の建物を建てられるかを示すものです。延べ床面積を敷地面積で割って求めます 。 容積率が低いエリアでは、延べ床面積が大きくなる3階建て以上の住宅などは建てづらくなることがあります。

 

外構や隣家との関係をチェックする

家づくりをする土地の外構や隣家の建物をチェックすることで、快適に暮らせる間取りを検討しやすくなります。外構の要素となる駐車場や庭の広さ、玄関までのアプローチの形状などによっても、間取りはある程度制限されます。例えば、大型車2台分の駐車場を確保するとなると、建築面積を狭くする必要が出てくるでしょう。また隣家との境界線の近くに部屋を作る場合には、場合によっては、生活音や匂いなどが伝わりやすくなり、プライバシーを守ることができず、お互いに不快に感じることもあります。ガレージなどと隣接する場合は、作業音やシャッターの開閉音なども発生するため、寝室やリビングなどが隣り合わないように配慮するか、そうした音漏れを防ぐような仕組みも並行して検討することがおすすめです。

 

間取りを決める際のチェックポイント8選

 

 

後悔のない間取りで家づくりを進めるためにも次のチェックポイントを確認しましょう。依頼先の担当者と丁寧に確認することで、より満足度の高い注文住宅ができるでしょう。ハウスメーカーや工務店のモデルハウスやカタログの間取りも参考に、家族の生活に合う間取りを検討していきましょう。

 

動線

生活する中で、部屋と部屋を移動する際の動線がスムーズであればあるほど、移動時のストレスを感じにくくなります。居間やトイレといった共有スペースへの移動を重視した「生活動線」や、キッチンや水回りの動きやすさを重視した「家事動線」など、実際に移動する際の動線を考えながら間取りを決めると良いでしょう。

 

音の問題

理想の間取りを作れたとしても、実際に暮らしてみると「音の問題」に気づいたといったケースをよく聞きます。例えば、交通量の多い道路に面して寝室を配置してしまったり、リビングの横にテレワークスペースを配置してしまい足音が気になるなど、住んでみてはじめてわかる音のストレスが発生することがあります。あらかじめ、家の周りの状況や共有スペースと静かに過ごしたいスペースの位置関係など、考えられる「音の問題」をひとつずつ考えながら間取りを決めるとよいでしょう。

 

外部からの視線

家の外から室内がどう見えるのか、プライバシーを守るにはどうしたらいいか対策をたてることは大切になります。道路に面した窓がある場合、カーテンを取り付けるだけでいいのか、あるいは塀を立てる必要があるのかといった問題が発生します。ただし、外部からの視線を気にしすぎると、今度は反対に防犯面の対策が弱くなる可能性も出てきます。ハウスメーカーや工務店の担当者と相談しながら、玄関の向きや窓の向き、大きさ、塀の種類など細かい部分も気を付けながら間取りを決めていきましょう。

 

収納の位置と収納量

注文住宅の失敗例であげられるのが「収納場所までの移動がストレスになる」、「収納量が少ない」です。収納場所の広さや高さ、場所を考えながら間取りを決める事が大切です。また、収納にこだわりすぎてリビングなど共有スペースが手狭になってしまうケースもあるため、他の間取りを見ながら使い勝手の良さについて、ハウスメーカーや工務店に相談をするのもおすすめです。

 

採光の工夫

時間帯によって、家の中にどれくらい光が入るのか、西日を眩しく感じることはないかといった点に気を付けながら間取りを決めることも大切です。また、窓の種類によっても光の入り方が異なるため、それぞれの窓のメリット・デメリットも確認しておきましょう。

 

コンセントと照明

コンセントの数や位置、照明の位置や種類を考えながら間取りを決める必要があります。家族の人数と比較してコンセントの数が足りなかったり、掃除機をかける際にコンセントが遠くて届かない場合、生活していく上でストレスを感じます。今後のライフスタイルや動線を考えた上で、必要な数や位置をしっかりと考えておくと安心です。また、照明も様々な種類があります。部屋の明るさをどうしたいか、壁紙の色合いとの相性はどうかといった部分も考えながら細部までこだわることで、理想の家づくりをすることができます。

 

安全性と利便性

階段を安全に上り下りできるように手すりが設置されているか、小さなお子様がいる場合は階段の隙間から落ちないように工夫がされているかなど、見た目だけではない安全性や利便性にも考慮し間取りを決めるとよいでしょう。また、同じ家に長く住む場合は、高齢になっても住みやすいかといった点も考えておくと理想的です。室内の段差がどれくらいあるのか、車イスでも通れるスペースがあるのかといったバリアフリーの面にも目を向けておくと、将来的にも安心です。

 

注文住宅の間取りのお悩みや家づくりのご相談は小林住宅へ

 

 

注文住宅の間取りを決める際には、しっかりと順序を踏むことが大切です。また、暮らしやすい家にするためにも、間取りの成功事例と失敗事例を知っておく必要があります。現在のライフスタイルに合わせるだけでなく、将来のライフステージの変化に合わせることでも、より満足度の高い間取りに仕上げられるでしょう。ぜひ紹介した情報も参考に、ご家族にとって暮らしやすい間取りを完成させてください。

小林住宅では、ご契約前から数々の経験のある設計士がお客様の理想をカタチにする間取りプランを作成していますのでご期待ください。

私たちは、1946年の創業以来、一戸建て注文住宅の専業メーカーとしてお客様に感動や満足を共に共感できるお家造りを目指しています。

まずは、お近くの展示場で小林住宅の家をぜひご体感ください。

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